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ジパング警察は多様性文化の夢を見るか?

アイヌ警察 ポリティカルコレクトネス 出羽の守 SJW 政治

www.nikkansports.com

togetter.com

www.buzzfeed.com

 いやもう、海外にもアイヌ警察(notアイヌ民族)ならぬジパング警察(not日本人)が存在するんだなと驚愕した顛末。

 この批判の根幹は大きく分けて以下の二つのようだ。

  1. 「多様性(ダイバーシティ)」を謳う記事にも関わらず、白人モデルが黄色人種の真似をし、日本人モデルを起用しなかった事。
  2. 写真や記事の内容において、「正しくない日本の文化(文化の盗用)」が表現されてる事。

 

 1に関しては、オレ自身がVOGUE誌そのものを見てないので詳細は不明だが、上記buzzfeedの記事によると、カーリー・クロスさんは6ページにも渡ってアジア人風メイクをして登場しており、実際のアジア系モデルは二人しか登場してないとの事。

 ダイバーシティ特集が全何ページなのかは不明だが、6ページも紙面を割き、カーリー・クロスさんが様々なアジア人風メイクで撮影した写真を掲載していたなら、そういうコンセプトアートなんじゃねえの?としか思わないんだが、どうなんだろう。

 ダイバーシティ特集なのに、白人文化圏の表現しか起用しなかったのならそりゃ確かに問題だろうけど、あくまでも「多様性」の特集であって「人種」の特集じゃないなら、別に問題はないだろうに。

 かつて白人は差別的意図で黒人の真似事をして、現代ではそれは差別と解釈されるが、この写真にそんな差別性は見受けられない。もちろん勘違いによる誇張がゼロとは云わないし、それを偏見に基づいた表現=差別だと云う人もいるだろうが、それを判断すべきはその対象=当事者である日本人であるにも関わらず、日本人以外が勝手に日本人を代弁するなど、まさにジパング警察。

 

 2に関して、文化背景を背負ってない白人が白人種以外の他文化を装うと「物珍しさやキッチュさで取り上げ、表層的にモノマネする意味が強調される」「御手水で手を濯いでいるとこ」等が文化の盗用(Cultural Appropriation)だと批判されていると語っている人がいるようだが、ほな何か? 海外からやってきた訪問客が神社の御手水で手を濯いだり、コスプレ気分で和装をしたり、和装を自分好みにアレンジしたら、日本人に対する文化の盗用として差別行為になるのか? そんなバカな話があるかボケ。

 百歩譲って、差別の本場アメリカにはブラックフェイスやホワイトウォッシングの問題があるとしても、それを判断するのは被差別者とされる側の大勢の意見であるべきで、今回の件で云えば、それこそアメリカ在住の日本人や日系人が「差別だ!」と騒ぐのならともかく、そうでない層が殊更「差別だ!」と騒ぎ立てるのは、ポリコレ棒を振りかざす狂人や、勝手に代表面する自称マイノリティと同じ。

 

( ´Д`)「カーリーはんを批判している層としては、不謹慎厨的感覚なんとちゃうやろか。『おいお前、わしと同じ白人やのに黄色人種の真似事するとか不謹慎やろ!』あるいは『おい白人、お前ら昔は黒人の真似して差別や云うとったのに、今度は黄色人種の真似事するとか不謹慎やろ!』みたいな」

 

 もしそうだとするならば、小さな親切余計なお世話の典型だねえ。

 それこそ文化背景が違う結果と云えるのかも知れないが、同時に今回の件では多くの日本人が「何が差別なの?」とあっけらかんとした反応をしている様を見ていると、やっぱり日本人にポリコレの概念は向いてないと改めて感じたなあ。

 

( ´Д`)「それを寛容と見るか鈍感と見るかは人それぞれやろうけどな」

 

 オレは寛容の結果だと信じたいけどね。少なくとも、当事者を無視して不謹慎だ差別だと騒ぐ連中の言動を、オレは昔からずっと批判しているだけに。

 ところで、今回の件でオレが真っ先に思い浮かべたのは、以下の騒動。

togetter.com

www.afpbb.com

 かたや6年前のまとめ、かたや8年前の記事なので、当時はポリコレとかまなざし村とか○○警察なんて揶揄はまだ存在しなかった(あるいは使う人が少なかった)ようだが、これらに対する批判の声は、まさに「着物警察」そのものだよね。

 そこに差別や元の伝統を歪める意図がないならば、誰が何時何処でどのような和装をしても構わないし、公序良俗に反しない範囲でアレンジしても構わない。そもモードの世界なんて、一般常識から見れば「それ誰が着るんだよwww」というおかしなデザインの服がコンセプトアート(ファッション)として通用している世界なんだから、それを一般常識的視点から批判する事自体がナンセンス。

 もちろん、下品だ卑猥だと否定・批判するのがダメという話ではなく、そういう批判を唯一無二の正しい見解と思い込み、自分の気に入らない表現を潰すために抗議するのは不快感厨そのものだという話。

 実際、和装アレンジ云々以前に下着丸見えはどうよと思うのはオレも同じだが、フランスのファッションショーなんて下着どころか、乳首も性器も丸出しのファッションとか普通にある世界だからね。これが街中を歩くためのコスプレ衣装としてレンタルされてるとか、地方や特定地域で行われているようなただの「美人コンテスト」ならさすがのオレも問題だと思うけど、コスチューム部門まで用意されていて、いわゆるモードの世界とも関連のある「ミスユニバース」の話だからね。

 

 しかしまあ、オレは「ストリートファイターⅡ」「女神転生」「ニンジャスレイヤー」「スシポリス」「ハリウッド実写版・攻殻機動隊」などなどが何の衒いもなく楽しめる日本に生まれて日本で育って、ホントに良かったと心の底から思う。