ちくわブログ

のらりくらりのちくわさんです。

今村復興相の失言による辞任について、ここぞとばかりに党派性を剥き出しにする自民党絶対殺すマンたち。

www3.nhk.or.jp

 今回の失言はあくまでも経済的損失を軸に置いた発言であり、被災者を傷つけるための発言ではなかった点は各々留意すべきかと。その上で、6年が経過した今でもセンシティブな当事者の事を考えると、幾ら直後に撤回したとは云え、そうした失言を復興大臣という立場にある者がしてしまう事そのものは迂闊に過ぎますし、大臣自身が「被災者を傷つける発言をした責任を取りたい」として、辞任の意向を固めた事自体は仕方のない事だと思います。

 一方で、このNHKの記事の文末には、現地の被災者を代表する宮城県村井嘉浩知事、同県南三陸町の佐藤仁町長、福島県南相馬市桜井勝延市長の言葉が綴られていますが、村井知事は今村大臣の手腕を認めた上で、今回の発言で辞任するのを残念と称し、佐藤町長は今村大臣の発言に悪意はなかった事実を認識し、桜井市長のみ終始辛らつな批判を展開されています。

 このバランス感覚は他の新聞社の記事にはないもので、何事においても「Nothing About Us Without Us*1」を尊ぶオレとしては、大臣のそれが悪意のない失言であると理解した上で、それでも立場上看過できないレベルの失言だと思えばこそ、辞任致し方なしと認めている人たちがいる事実に、少しだけ救われた気分になります。

 正しいかどうかはともかく、少なくとも被災者を貶めるための悪意ある発言ではなかった事は、当事者ですらそう受け止めている方がいるという点で事実に相違ないと思いますが、これが自民党絶対殺すマンにかかるとこうなります。

今村復興相 辞任の意向固める | NHKニュース

これで辞める必要はないとかいう逆張りマンが出たら、なんでそう思うん? と丁寧に問い詰めたい。

2017/04/25 20:40

b.hatena.ne.jp

今村復興相 辞任の意向固める | NHKニュース

前回の発言も今回のも被災者にカネ出したくねーなーという自民党政権のホンネが出たんだと思う

2017/04/25 20:51

b.hatena.ne.jp

今村復興相 辞任の意向固める | NHKニュース

陳謝したのも安倍氏が謝罪したからだし結局この人は最初から安倍氏の顔色しか見てないよね。閣僚がトップの顔色うかがう組織・政権とか終わってる。安倍政権下の復興相ならもういない方がマシ。

2017/04/25 21:03

b.hatena.ne.jp

今村復興相 辞任の意向固める | NHKニュース

復興相の選定がいい加減だからなのか、政権全体が緩みきっているからか。到底許容できない失言やミスが連続してる。引き締めが図られるべきだが、緩みの原因が支持率でリーダーすら気が抜けてることだからなぁ……

2017/04/25 21:05

b.hatena.ne.jp

今村復興相 辞任の意向固める | NHKニュース

今村氏辞任で済む話ではない。自主避難者に対する「ふるさとを捨てる」「自己責任」との発言は政権意向の正直な表明に過ぎない。首相も今年の追悼式から原発事故に触れず復興進展だけ強調。この姿勢自体を問うべき。

2017/04/25 21:34

b.hatena.ne.jp

今村復興相 辞任の意向固める | NHKニュース

冷笑派はまた言葉使いの問題にしたいんだろうが、「内閣は連帯して責任を負う」ので彼を閣僚に据えて一体何をしたかったのか、内閣の方針まで含めて十分吊し上げて欲しい

2017/04/25 21:47

b.hatena.ne.jp

 もうね。この人たちは失言で傷ついた人たちを慮るより、それを利用してただただ自民党政権をクサしたいだけなんですよね。今回は今村大臣が辞任を早々に決めたのでこういう見解になってますが、辞めてなければ辞めてないで、結局この人たちはそれを「自民党政権をクサするための材料」と看做し、同じようなコメントを繰り返していたでしょう。

 何でもかんでも0と1で切り分けてしまう党派性って怖いなあと。

  ホント、それな。

 でもこういう事を書くと、どっちもどっち論者だとか云われちゃうんですよね。

 いやいや、オレを含めた大抵の人はそこまで自民党や安倍首相を憎んでないし、逆に野党だからって理由で全部を全部否定するような感覚がないってだけの話なんだけど、党派性に塗れた自民党絶対殺すマンには伝わらないワケですよ。

Nothing About Us Without Us.

 それはホントに、傷ついた誰かのための、弱者のための批判ですか?

 貴方自身の鬱屈や不満を解消するために、弱者をダシにしてないと胸を張れますか?

 当事者の中に、今回の今村大臣の失言に悪意がないと解釈している人がいるのに、そう解釈する人たち全てを自民党シンパのように捉えるその党派性剥き出しの感性に、何の疑問も感じませんか?

 最前から申してる通り、オレ自身は今回の今村大臣の発言は失言であり、辞任を決めたのは妥当だと思っています。ただそれはあくまでもオレ個人の捉え方であって、決して被災者の声を代弁するモノではありません。被災者の声の代弁は記事文中にある通り、十人十色の反応です。惜しむ者、惜しみつつも致し方ないと捉える者、ただただ怒る者。それら全てを並列に捉える事が出来ず、ただ一つの自分に都合の良い見解だけを抜き出し、持ち上げる事で、自分のイデオロギーを満たすための政争の道具にしてませんか?

 弱者を鑑みない発言は確かに社会的に許されない類の失言ですが、自身のイデオロギーを満たさんがための批判に弱者を利用し、自らの怒りや憤懣を勝手に投影するのもまた、同じレベルのエゴイスティックさそのものではありませんか?

 自分がしている批判が、一体誰のためのモノなのか。あるいは何のために行っているモノなのか、一度省みるべきではないでしょうか。

 その上で党派性を捨て切れないならば、それはもうそういう類のモノなのでしょう。