ちくわブログ

のらりくらりのちくわさんです。

「障碍者は事前連絡して欲しい」ではなく、「配慮が必要な人は事前連絡して欲しい」という話。

「最初から全ての障碍者に対応してないのが悪い!」

「利用者には関係ない!」

「どんな事情があっても事前連絡など必要ないのが平等だ!」

 

 昔から「言うは易し行うは難し」「無い袖は触れない」と申しましてな。

「潤沢な資金を元に準備も万端で、健常者と障碍者を一切区別せず、料金も格安。事前連絡なしにどんな緊急自体であっても客の求めに応じ、その全てを解決するサービスじゃないと差別だ!」というなら、逆にそういうサービスが何であるのか、是非オレに教えて欲しい。

 そんなもんはこの世に一つと存在しないと論破してやるから。

 さあ、頑張って見つけてこよう!(ブコメ大喜利開始希望)

 

( ´Д`)「バース」

 

 未だにノンステップバス以外のバスが走ってるからアウトだねえ。差別だねえ。

 

( ´Д`)「タークシー」

 

 車椅子利用者が乗れないタクシーが大半だからアウトだねえ。差別だねえ。

 

( ´Д`)「でーんしゃ」

 

 寝たきりの方が乗れないからアウトだねえ。差別だねえ。

 

( ´Д`)「ふーね」

 

 船はあんま利用した事ねえからわかんねえな。

  

( ´Д`)「何やねん、オチつけろや」

 

 オレにだって……わからないことぐらい……ある。たくさん。

 

 あ、ちょっと調べてみたところ、長期クルーズだと、生後6ヶ月未満の乳児、妊娠7ヶ月以上の女性の他、健康上の理由で長期航海の継続が困難と認められる場合はお断りするらしい。そりゃまあ、しょうがないわな。

 乳児を断る理由はちょっと解らんのだが、妊婦さんの場合は航海中に産気づいた場合が問題なんだろうね。無事にスルッと生まれれば問題ないんだろうけど、万が一にも難産で死亡でもした日にゃ取り返しがつかないし、その対応のためだけに産科医を乗せるとしても、それで制限なくして複数の妊婦さんが乗船してたら最低でも妊婦さんと同じ数の産科医が必要になるし、そうなるともう収拾がつかんしな。

 それを「妊婦差別だー!」と云うのは自由だし簡単だけど、やれると思うならお前がやってみろや。

 

( ´Д`)「そもそも『障碍者は事前連絡してくれ』っちゅー捉え方自体が間違えとるんよな。正しくは『特別に配慮して欲しい事情がある人は事前連絡してくれ』っちゅー話やし」

 

 そうなんだよなー。今回の件は、先ず最初のそこんところから誤解をしている人が多いんだよな。

 例えば障碍者と一口に云っても、精神障碍者とか、手や腕が片側だけ欠損しているだけなら普通にタラップ登れるから事前連絡なくてもいいし、それでも不安なら事前に相談してもいい。健常者でも、持病や傷病で不自由な点・不安な点があるなら相談すればいい。それだけの話なのに、何故か「健常者は事前連絡不要だろ!」で思考停止している人が多すぎんのよ。

 

( ´Д`)「大半の健常者が事前連絡をせんでエエのは、そりゃ配慮が必要ないからっちゅーだけの話なんやけど、それを普通で当たり前の事として、事前連絡が必要な事を『健常者なら事前連絡不要=障碍者に対する差別』と事実を無視したデマを前提に問題視するから話がややこしなるんやな」

 

 で、その特別な配慮をするために必要な手段を差別と解釈するのがもうね。

  合理的配慮をするのが障碍者差別を解消するための方策だって話なのに、自分たちに都合のいい配慮は受け入れ、そうでない配慮は差別とか云い出すからどうしようもない。だったら障碍者どころか健常者にすら「あらゆる配慮は不要。それが平等で差別をしない事だ」って事にしかならんだろと。

 

( ´Д`)「特別な配慮を求めるんやったら、それに応じるために必要な情報が予め欲しいっちゅーそれだけの話なんやね。せやないと、何がほんまに必要なんか判らんし」

 

 それが予め詳らかに全て判っていればいいんだけど、そうではないから個別の要求が必要って話なんだね。そもそもの話で云えば、あらゆる事業者にその負担を求めるのは不可能だから努力義務になっていて、かつ障碍者差別解消法では、障碍者やその協力者から対応要請があったらそれに応じろとしていて、法律の条文はそのプロセスを「合理的配慮」と呼んでるんだけど、このエントリの冒頭に書いたみたいな事を云ってる人たちって、障碍者差別解消法の条文どころか、内閣府の同法に対する基本的枠組みとか推進理念すら読んでない人の妄言・讒言を鵜呑みにするから、そうなっちゃうんだろうね。

 条文どころか、その枠組みや理念の何処にも「最初からフル対応してなければいけない」とか「最初からフル対応出来てないのは差別だ」とか「障碍者に事前連絡を求めるのは差別だ」とか一切書いてないのに、最初に「差別だ!」と云い出した人の言葉をそのまま鵜呑みにし、ロクに調べもしないで乗っかってデマ撒き散らして、煽りに煽った挙句に対立構造まで作るんだから、ホントにデマゴーグっつーのは性質が悪い。

 

( ´Д`)「ほんで、自分らは弱者の味方のつもりなんが、そのデマゴギーに拍車をかけとるわけやね」

 

 そういう事だねえ。弱者の味方をすれば正しいって考え方自体がそもそも間違っていて、その弱者が何をしたのか、何を求めているのか、何のためにそんな事をしたのか、その結果どうであるのか、そもそも他に手段はなかったのかまで含めて考えないと。

 例えばの話、障碍者が「障碍者以外は皆殺しだ!逆らうヤツは差別主義者だ!」とか云い出したら、お前らその発言が正しいと思うんかい、と。

 

( ´Д`)「その話で云うたら、潰瘍性大腸炎の安倍首相をゲリベン呼ばわりしとるよーな連中が、今回の件で弱者の味方をしとるんは面白いやね」

 

 そういう連中の脳内では「安倍は権力者だから例外」扱いになってるからねえ。相手が権力者なら、持病を揶揄するような差別的発言でも許されるという地獄メソッド。マッポーマッポー

 

( ´Д`)「話戻すけど、最初から全部でけへんから出来る事からコツコツやるしかあらへんし、日々の利用者が何を求めてるんか判らんから、事前連絡やの提案やのを受け入れるようにするしかあらへんし、協力して欲しいって話やね」

 

 もちろん、最初から色々調べて事前に対策するのが最善だけど、それを求めすぎる余り、最初から資本力のある企業しか起業できなくなるのではそれこそ機会平等の機会を奪うという別の差別を産む本末転倒さがあるからこそ、そういう意味でも障碍者対応に限らず、努力義務にせざるを得ない場合が往々にしてあるんだよね。

 ウチの近所には入り口が階段になってる個人商店が幾つかあるけど、そんなところにまでスロープを作れとかスロープを用意しろとか普通云わんし、云えんでしょ。云われたところで、云った当人が大して買い物もしないなら店主にとっては全く無駄な費用で、導入した元すら取れない。だから、障碍者差別解消法でもバリアフリー新法でも、事業者の負担や規模に応じて、義務ではなく努力義務でいいよって事にしているのね。そうしないと世の中成立しないもの。資本力のあるところだけが起業出来る世の中とか、貧乏人切捨て政策が始まっても文句云えない地獄の始まりよ?

 でも「差別ガー」で思考停止している人にこういう理屈を説いたところで、「でもでもだって差別ガー」「それでも最初から対応してないのは差別ガー」しか云わないから、これはこれで別の意味でやっぱりエンドレス地獄。

 

( ´Д`)「でける人がでけへん人に代わって対応するんが当たり前の世の中で、そうするためにも何が必要なんかちゃんと云うて、企業はそれに応じるっちゅー流れにすべきやのに、配慮を求めなくても配慮して欲しい、それが出来んのなら差別や云われても困るよな」

 

 障碍者が配慮が必要な点を事業者に伝え、それを元に事業者が適切に対応する事こそが合理的配慮なんだけど、今回の件で「差別ガー」ってほざいてる人たちは、最初からその認識が大きくズレてんだよね。

 傷病の有無、障碍の有無、予算の有無、老若男女等等で人は皆平等ではないからこそ、その差異を埋めるためにはどうしたって特別な配慮が必要で、でも個々の事情で一体何処までの配慮が必要なのかわかんねーから、それに対応するまでの猶予も含めて事前に教えてくれっつーてるそれだけの話なのに、そこを「健常者には事前に聞かないでしょうガッ!障碍者にだけ事前に聞くんでしょうガッ!健常者と障碍者を区別しているでしょうガッ!だったら障碍者差別でしょうガッ!健常者も障碍者も区別されない社会が平等でしょうガッ!」って、お前ホント何云ってんの頭大丈夫って云う。

 先にも論じた通り、特別な配慮が必要なのはそれを求めてる全ての人であって、障碍者には限らないし、どんだけ理想論を掲げても実際に「配慮が必要な人と不要な人」の全てが満足するサービスなんて存在しないんだから、そんな夢みたいな妄想を論拠にしてどーすんだ、と。

 

( ´Д`)「タクシーでも、その辺普通に走っとるのは殆ど車椅子対応しとらんけど、それを『健常者と同じように乗られへんのは障碍者差別や!』とは云わんのに、飛行機になると差別になるのは、理屈が合わんわな」

 

 それな。で、タクシーの場合は普通に障碍者対応しているタクシーを呼んだり使うのが普通で、もちろん事業者によって安いの高いの色々あって、必ずしも格安のタクシーを使えるとは限らないのに、何故かこれが飛行機になると最初から障碍者対応が完璧な航空会社を使わずに、事前連絡が必要なトコだけピンポイントに狙い、しかも事前連絡なしに利用して「対応してないのは差別だ!」ってわめくんだから、ホントに意味わっかんね。

 

( ´Д`)「得手勝手やね。その得手勝手さは本人のサイト見てもわかるんやけどな」

 

 公衆トイレの自動洗浄機は誤動作が多くて水道代の無駄だから不要ってお前が直接払うワケじゃねーだろっつーか携帯電話を持てば済む事ですってそもそも携帯電話を操作する腕がなかったり携帯電話持てるほど生活に余裕がない人はどうすんだコラ大体最近の多目的トイレは床の近い位置にも非常用ボタンあるぞボケしかも非常用ボタンは洗浄ボタンと間違うし誰が助けに来るかも判らないから無用の長物って非常用ボタンも消火器も無用の長物である事がトラブルのない証でそれでもいざってときに必要だから備えてんだろうがボケそれとも何かお前数年間使われなかったら消火器も非常用ボタンは無用の長物だから外していいとでも本気で思ってんのか巫山戯た事ぬかしてんじゃねえぞしかもエレベーターの車椅子専用ボタンのような専用設備は差別を産むから要らないとかそれお前背が低くて上のボタンに手が届かない人にも同じ事云えんのか小人症の人や子供はどうすんだスロープの手すりはいかにも障碍者対応で配慮に欠けてるから要らないって足腰弱いご老人には必須だしそうでなくともちょっと足を怪我して歩き難い時にあると便利な設備だろうが何でスロープの手すりが車椅子利用者専用設備だと思ってんだ股関節死んでて足上げられないけど歩ける人も使うだろーがお前の云うユニバーサルデザインは車椅子利用者以外の障碍者や傷病者の事は考慮に入ってないとでも思ってんのか寝ぼけた事云ってんじゃねえぞテメエそもそも点字メニューの項目で聴覚障害者の話を持ち出すとかマジでボケてんのかお前は大体点字ブロックが凸凹して車椅子利用者や足腰が弱い人の邪魔になってるっつーのは理解するがその代案が弱視色盲の人の事しか前提してないってお前完全失明者や完全失明+耳も不自由な人が世の中に存在する事知らんのかとかツッコミどころ満載すぎてパねえなプッハー

 障害者手帳の項目に至っては、お前が要らんと思うだけなら使わなくていいから、さっさと窓から投げ捨てて二度と使うなとしか。

 でもまあ、ここまで車椅子利用者の視点でしか語らないのは、これはこれで首尾一貫していて潔いけどな。好きではないけど、嫌いじゃないわwww

 

( ´Д`)「木島はんの今回の騒動を障碍者全体の問題として一般化しとった連中にとっては、とんだ掌返しやけどな」

 

 本人が車椅子を利用している障碍者の事しか考えてないんじゃん、ホントそうだよなwww

 

( ´Д`)「例えば、足が動かんのは同じやのに、足くじいたり怪我して動かれへんよーになっとる健常者は見た目では判らへんから、それこそ周囲の人に事情を話さへん限りは何も配慮して貰われへんのに、車椅子利用者だけは何も云わんでも配慮して貰えて当然っちゅーのもある種の差別なんやけど、そういう理解はのーて、あくまでも車椅子利用者の自分目線でしか考えてはらへんのやろね」

 

 誰しもが特別な配慮なしで困らない社会は理想だけど、それが無理だからこそ努力するんですよ。そのためにも困っている人たちの意見は必要不可欠って話なのに、そのプロセスを全部ぶっ飛ばして最良の結果だけ求める人の傲慢さって、ホントに凄いと思う。何をどうこじらせたらそこまで自分勝手な発想が出てくるのか、オレにはさっぱり理解出来ない。

 自分が助けられる事ばかり考えていて、誰かを助けようと思ってないどころか、実際に助けた事すらないんじゃないかな、としか思えない。

 

( ´Д`)「ほんまに助けた事があるなら、その困難さも解るハズやしな」

 

 事実を無視した理想論ばかりで弱者の味方を装って口を開けば差別だ人権だと上から目線で他者を責める事しか出来ない人たちと、事実を理解しているからこそ安易な差別認定は避け、問題解消に尽力する人たちの持つ理想と現実の差異って、つまりはそういう事なんだろうね。

LCCのボーディング関連機器利用に関する、よくある勘違い。(id:blueboy さん編)

 ハローハローちくわさんです。

 前回のエントリ「何故かマスコミが報道しない、「奄美空港とバニラエア奄美便は、木島氏とのトラブル以前から障碍者対応を粛々と進めていた」という話。 - ちくわブログ」がそれなりに周知されてきてますが、やっぱり来ましたこういう方。

嘘ばかり。①ボーディングブリッジは超高額なので、LCCはやらない。奄美だけやっても関空や成田でやらないので、無意味。あるわけない。②批判されたのは現時点で階段昇降機がないこと。将来は無関係。 https://anond.hatelabo.jp/20170701182519

 http://b.hatena.ne.jp/entry/341121761/comment/blueboy

「(1)ボーディングブリッジは超高額なので、LCCはやらない。奄美だけやっても関空や成田でやらないので、無意味。あるわけない。」?

 ダウトです。

 これ、オレ自身が同様の勘違いを関連するTogetterコメント欄で推察していたのですが、結論から申しますと、奄美空港にはボーディングブリッジが1機しか存在せず、それをJAL系列の航空会社がほぼ専有していたのがそもそもの問題という話です。

 実際、バニラエアを使用していても、奄美でボーディングブリッジを使用していた例は、ちょっと検索すれば個人ブログやサイトなどで確認できます。

奄美大島空港に到着。定刻から5分遅れでした。JAC王国の空港ですが、唯一のボーディングブリッジに横付けされました。今回は喜界島行きの乗り継ぎ時間(定刻着で50分)に問題はありませんでしたが、バニラからJACへのスルーチェックインはできないので十分な余裕時間が必要です。

奄美空港ではボーディングブリッジを使って飛行機を降りることができたので、LCCですが奄美発着はちょっと気分が良いかも?てっきり奄美空港でのプロペラ機同様に歩いてターミナル間を移動すると思っていましたからね。

そしてそのボーディングブリッジを渡ってターミナルに入ると「ミス奄美」的な女性方が歓迎してくれました。

 いずれの例も今回の事件より前に記述されたものですから、これを捏造と疑うのは難しいでしょう。

 

 では、そもそも何故そうなったのかと云えば、バニラエアは最後発で奄美に就航した事業者だからです。

 ちょっと考えれば判る話ですが、元々奄美空港では日本航空日本エアコミューター琉球エアーコミューターといずれもJAL系列の航空会社が占めており、そこにANA系列のバニラエアが新規参入したからといって、すでに空路を確保しているJAL系列が(JAL系列利用者に対するサービス上の観点からも)後発事業者に譲る理由がありません。そのため、どうしたってバニラエアはその隙間を縫って運航せざるを得ません。その結果、ボーディングブリッジはほぼJAL系列の航空会社に専有されてしまい、バニラエアが使いたくても使う事が出来ない状態だった、という話です。

 

 ではどうして、便によってはボーディングブリッジを使用できたのかと云えば、それは「たまたま空いてたから」以外の理由はありません。

 そもそも奄美空港のボーディングブリッジは空港施設ですが、その使用料はその都度航空事業者が個別に支払っているワケではなく、空港利用料や旅客サービス保安料など、様々な名目で全ての空港利用者に対して平等に負担して貰う事で賄っているので、奄美空港側からすればJAL系列が使おうがANA系列が使おうが関係がないワケです。

 ここはオレも勘違いしていた点で、前述した通り関連するTogetterまとめのコメント欄では「BBを使用する毎に料金以上の使用料がかかるから、安いLCCでは使えないんじゃないか?」とドヤっていました。一応、断定ではなく推察の形でのコメントだとは思いますが、それでも胡乱な知識を元にいい加減なコメントをした点を、ここで訂正及びお詫びしたいと思います。(本来ならそのまとめのコメント欄で訂正すべきですが、どのまとめにその見解を書き込んだのか覚えてないのです。申し訳ない)

(2)「批判されたのは現時点で階段昇降機がないこと。将来は無関係。」?

 今回の件で振り上げた拳を下ろせなくなった人は、これを持ち出しますよね。ハァ(嘆息

 そもそもの話として、障碍者差別解消法に則って各事業者が対応するのは努力義務ですので、「現時点でなければアウト」という主張はその主張をする当人と支持者の主観的な理由から無理矢理導き出した問題でしかなく、例えば意図的に障碍者対策を全くしていなかったという事でもない限り、本来は法的にも道義的にも何の問題もないんですよ。

 もちろん「乗客の身体的・精神的状態に関わらず、あらゆる利用者が制限なく利用できる事」が理想ですし、その理想を叶えるための努力をするべきですが、これは元エントリでも書いたように、バニラエアはきちんと努力をしていました。

 その努力を主観的な理由で踏みにじるのは自由ですが、「オレが必要な時になかったんだから問題だ!差別だ!」という批判はただの傲慢ですよ。その傲慢さを誤魔化すために障碍を盾にするなら、それは傲慢を通り越して醜悪ですらあります。

 今回の件でも「障碍者だけ事前連絡が必要なのは差別だ!」と吠えてる方がいますが、内閣府による障碍者差別解消法の基本方針にはこうあります。

(1)不当な差別的取扱いの基本的な考え方

ア 法は、障害者に対して、正当な理由なく、障害を理由として、財・サービスや各種機会の提供を拒否する又は提供に当たって場所・時間帯などを制限する、障害者でない者に対しては付さない条件を付けることなどにより、障害者の権利利益を侵害することを禁止している。
 なお、障害者の事実上の平等を促進し、又は達成するために必要な特別の措置は、不当な差別的取扱いではない。

イ したがって、障害者を障害者でない者と比べて優遇する取扱い(いわゆる積極的改善措置)、法に規定された障害者に対する合理的配慮の提供による障害者でない者との異なる取扱いや、合理的配慮を提供等するために必要な範囲で、プライバシーに配慮しつつ障害者に障害の状況等を確認することは、不当な差別的取扱いには当たらない。不当な差別的取扱いとは、正当な理由なく、障害者を、問題となる事務・事業について本質的に関係する諸事情が同じ障害者でない者より不利に扱うことである点に留意する必要がある。

 繰り返しますが、障碍者差別解消法を論拠に「障碍者だけ事前連絡が必要なのは差別だ!」 という主張をするのは、同法の主旨を理解してないイデオロギストによるエゴそのものです。

 同法では合理的配慮の元に障碍者を優遇する事、必要な範囲で情報を求める事は差別に当たらないというのが正しい認識なのですから。

 事業者が障碍者に対して事前連絡を求めるのは、決して健常者と比べて差別をしているからではなく、合理的配慮を行うために必要な情報を求め、事前連絡してきた人を配慮=優遇するためにあるのです。

 もちろんこの配慮の対象は障碍者のみならず、特別な事情のある人なら全てに共通する話ですし、障碍者であっても自力でタラップに登れる人なら何の問題もありません。

障碍者だから差別したんだ」という前提に拘泥しすぎると、そういう当たり前の事すら見えなくなるのが本当に困った事だと思うのです。

 そも、タクシーだって車椅子利用者に関しては、必要な補助器具を積んでない限り、どうしたってお断りするしかありません。しかしてそれを「障碍者差別だ!」とは云いませんよね。それは日常的かつ頻繁にタクシーを利用する機会がないからだと思うんですが、どうでしょう。

 木島氏もそれを理解しているからか、タクシーを利用される時は車椅子用の補助器具を備えている個人タクシーを呼ぶようですが、当然そのようなタクシーは一般的なタクシーより割高な場合が多い*1ですよね。ではなぜ、今回の騒動では格安を理由にバニラエア奄美便に固執したのでしょう?

 そもそも彼の心情・理念が正しいならば、普通に街中を走っているタクシーを捕まえて、乗車拒否されたら「差別だ!」と云えば良いハズですよね。わざわざ車椅子利用者向けの対応をしているタクシーを呼ぶ必要は全くないハズです。今回の件で同氏の肩を持たれてる人たちも、その行動で問題ないと思われますよね? いや、問題ないと思わないなら理屈に合わないハズですが、今回の件で「公共交通機関のくせにケシカランガー」と叫ぶ人たちほどそういう想像力がなかったり、こういうツッコミにマトモに反論するだけの理論武装が欠けていたりしますよね。

 電車も、日本では超低床電車を採用している駅は殆どありませんから、大抵の車椅子利用者は電車に乗り込むのにタラップが必要です。そのタラップは駅員が用意しますが、健常者はそんなもの必要ないですよね。健常者と障碍者を差別するなというのであれば、タラップなしで乗り込むべきではないでしょうか? その結果電車が遅延しても、気にする必要はないですよね。だってそれは、鉄道事業者が健常者と障碍者を区別なく平等に扱った結果なんですから。

 自分の都合のいいときだけ優遇措置を認め、そうでない場合は平等に扱えだなんて、本当に傲慢な話だと思います。

 オレは目の前で困っている人がいれば助けますし、オレが助けられたときには感謝します。それは相手が健常者だからとか障碍者だからとか一切関係ありません。それじゃいけないんでしょうか? 障碍者と健常者の間に境界線を作り、自分の都合でそれを使い分けて、「健常者と同じ事が出来ないなんて障碍者差別だ」と論じたかと思えば、同じ口で「健常者と同じに扱うなんて障碍者差別だ」と論じる。本当に障碍者と健常者の間に溝を作っているのは一体誰なんでしょう。

 

 そもそも木島氏はタクシーの場合は別の選択肢を決断できたのに、何故、奄美旅行ではその選択肢が決断できなかったのでしょう?

 木島氏は豊中在住ですから、関空を利用するより伊丹を利用する方が圧倒的に便利です。ただし、関空奄美のバニラエア便と比べて、伊丹→奄美JAL便は(経由地がある分)フライト時間が長めで、料金も倍近くかかります。それでも健常者が利用する場合と比較すれば圧倒的に安いですし、経済的に逼迫している人の5万円と違い、年間数百日も海外に遊行に出向くような木島氏にとっては端金レベルの差異でしょう。ましてJAL便なら行きも帰りもボーディングブリッジを使えますから、今回のように「最初から断れると判った上で無理矢理搭乗する」必要もないワケです。

 

 公共交通機関という条件を前提に、「車椅子利用者の使用を断るのが問題だ」「現時点で車椅子利用者に対応してないのが問題だ」と主張する人は、何故、木島氏がその辺りを走っている普通のタクシーを使わず、車椅子利用者向けのタクシーを使うのか、論理的に説明してみてください

 その理論武装が出来ないなら、二度とそのような妄言は吐かないで頂きたい。

 おっと、Wikiepediaの記述を鵜呑みにして、「タクシーが公共交通機関であるかどうかは賛否両論がある」なんて寝言はよしてくださいね。貴方たちがとっても大好きなバリアフリー新法の第2条4項にしっかりとこう書いてありますからね。

第2条 この法律において次の各号に掲げる用語の意義 は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
四 公共交通事業者等 次に掲げる者をいう。
ハ 道路運送法(昭和26年法律第183号)に よる一般乗合旅客自動車運送事業者(路線を定めて定期に運行する自動車により乗合旅客の運送を行うものに限る。以下この条において同じ。)及び一般乗用旅客自動車運送事業者

 一般乗用旅客自動車運送事業者=タクシーやハイヤーです。

 事前連絡が必要なのは差別なのか?

 これに関してはすでに似たような判例で、事前連絡の必要性はあり、それ自体は差別に当たらないと判決されています。

 重度の身体障碍者事前連絡なしに航空機に搭乗しようとしたところ、航空事業者側から事前連絡がなかった点や介助者不在である点を踏まえた安全上の理由から単独搭乗を拒否されたところ、その身体障碍者が航空事業者を訴えた判例です。

 判決主旨は「事前連絡するもしないも(利用者にとって義務ではないから)利用者の自由だけど、その結果として不利益を被っても文句は云えないよ」というモノです。

 これは、「事前連絡する必要がある」が義務であるのに対し、「事前連絡するかしないかは自由」という間接義務(責務)の違いだそうで。

 前者は当然、事前連絡しなければ確定的に不利になりますが、事前連絡をすれば相手方にもその連絡を受け、要望に応じて履行する義務が生じます。

 一方後者の場合、事前連絡しても相手方にはその履行義務はありません。あくまでも検討した結果、可能ならば応じる、無理なら断るという事が可能です。また一方で事前連絡せずに断られても、それは本来連絡する側がその権利を行使しなかった結果ですから、当然相手方は事情を知りませんから、要望に応じる義務はないワケです。義務を果たして利益を得るのも、果たさずに不利益を受忍するも、まとめて自由という話です。

 繰り返しますが、この事前連絡云々に関しては障害者だけの話ではなく、一般的に特別な配慮を必要とする人なら誰でも同じです。

「健常者は何の連絡もなしにそのまま利用出来るのに、障碍者だけ連絡が必要なのは差別だ!」というのは非常に感情的かつ短絡的発想です。健常者でも特別な理由があるならば事前に相談しますし、緊急時でも相談の必要があればその場で交渉します。それが叶うかどうかはこちらの出す要望・条件と相手次第で、それは健常者だろうが障碍者だろうが老若男女変わりありません。

 そもそも大半の健常者が連絡を必要としないのは「特別な配慮が不要だからであり、例えば障碍者であろうとも「特別な配慮が不要」なら事前連絡は必要ありません

 この件で差別だ何だと騒ぎ立ててる人の想像力のなさを、オレは痛感します。

 

 さて、障碍者に限った話を軸として、これに関して障碍者差別解消法施行前の事例なので参考にならない!」と批判・反論する向きもありますが、前述した通り、「合理的配慮を提供するために利用者(障碍者)の身体情報を確認する事は不当な差別に当たらない」とされていますので、施行前も後も関係ありません

「事前に知っていれば対処出来た可能性」と「事前に知らなかったから対処出来なかった」は矛盾しませんから、同じような裁判が起きても、おそらく航空事業者が勝つでしょう。

 また木島氏の今回の例においても、裁判を起こしてもバニラエア側が高確率で勝つだろうとオレは推察しています。一方で、バニラエアがこの判例を知っていたかどうかは不明ですが、木島氏を訴えなかった事は商売上正しい判断だとオレは評価しています。だって、7月にはストレッチャーを導入し、車椅子利用者向けの商売をするところでしたしね。

 

 そもそも将来が無関係なら、「やってもやらなくても文句云われるなら、負担になるだけだしやらなくてもいいや。どうせ努力義務だし、努力しているフリだけすりゃ問題ないだろ」と思われたら誰も得しない状態にしかならないと思うんですけど、こういう主張をする人たちは普段から理想論ばかり口にするからか、想像力が足りない傾向が高いですよね。

 また妄想かよ。マジかよ。何なんだよ。

anond.hatelabo.jp

 これ、最初に引用したはてブコメントの id:bluieboy さんが書かれたみたいですが、のっけから妄想全開で頭痛いです。

次にこれ。

http://tikuwa.hatenadiary.com/entry/2017/07/01/140352

バニラエアが就航した2014年7月以降、利用客が増大して空港収益が上がった事で、ボーディングブリッジ増設、各階への多目的トイレの設置などを含む、急速なバリアフリー化への対応化が進められている真っ最中でした。

この事実は以下の記事確認する事が出来ます

http://amamishimbun.co.jp/index.php?QBlog-20160923-2

http://www.nicheee.com/archives/2116619.html

 

しかし、いずれも誤解です。(空港が整備する、という趣旨でなら正しいが、引用者は、バニラエアが整備する、という趣旨で書いているので、誤解です。)

  いや、何処をどう読んでも「空港が整備する」という趣旨で書いてますよね? むしろ何処をどう読めば「バニラエアが整備する」という読み方が出来るのか解りません。それともid:blueboyさんの脳内では、上がった空港収益は空港ではなく航空事業者が使う事にでもなってるんですか?

 ホント、妄想を論拠にする事だけは勘弁してくださいな。

 後段の内容は前段で否定していますが、

ボーディングブリッジは、コストが数億円と高価であることと、使用料が高額になることと、設置台数が限られていることから、格安航空会社(LCC)ではほとんど使われません。たとえ設備が余っていても、使われません。(空港に払う使用料が高額になるからです。)

に関しては反証として、幾つかのURLを例示しておきましょう。

 上記URL先は全て個人の体験談です。

 注目して貰いたいのは3番目のURL先の体験談。LCC春秋航空日本の利用体験ですが、「なお、帰りはタラップからの搭乗ではなく、いわゆるボーディングブリッジからの搭乗となります。」と書かれていますが、これはブログ全体を読むと「ピークの時間帯を過ぎた」「強風で飛行機の到着が遅れた」事が理由だと推察できます。つまり、「空いてるから使った」事例ですよね。

 はい、お疲れ様でした。

 

 そもそもこの人、自分で「ほとんど使われません」って書いてるんだよね。「全く使われません」なら理屈は通るけど、「ほとんど使われません」なら「使われる場合もある」って話でしかないでしょって云う。何故その前提で、「たとえ設備が余っていても、使われません」と断言出来てしまうのか不思議でしかありません。

 妄想の激しい人は自分で自分を騙している状態なので、自分で何を書いてるのかすらちゃんと理解してないからなんでしょうね。

 

 まとめますと、LCCは低価格を維持するための手段として、空港利用料を節約するためにボーディングブリッジを使用しない傾向が高いですが、それを理由として絶対に使用しないというワケではありません。

 ついでにもう一つ紹介しておきましょう。こちらは車椅子利用者であるブログ主さんがLCCを利用された時の体験談です。

那覇空港のピーチ搭乗口は2年前に専用ターミナルに移っていました。
貨物ターミナルの端にピーチとバニラエアーの専用ターミナルが設置され、那覇空港のバス乗場から無料シャトルバスが運行されています。
LCC専用ターミナルはまるで倉庫の中のような作りで、売店や多機能トイレなど必要な施設はありますが、あまり快適な待合ではありません。
また以前のようにボーディングブリッジ使用でなく、タラップなので車いすはリフトトラック乗降になるので、余計に時間が掛かります。
搭乗スポットとの移動は専用バス移動ですが、2台しか用意されたいなくて、満席の場合は2往復目でないと乗れず、一番最後に降機になる車いす那覇空港バス乗場まで着くのに50分も掛かる始末でした。

上記ブログではリフトトラックと書かれていますが、写真を見る限りこれはパッセンジャーボーディングリフト(PBL)ですね。

  ブログの内容自体は「那覇空港が不便になった」という批判的な内容ですが、「以前のように~」とある事からボーディングブリッジを使う事があるのは明らかですし、そうでなくともPBLを利用している以上、LCCでもボーディング設備を使う事がある証拠としては充分でしょう。

そもそもの話として。

 ここからは完全に余談なので、読まなくても大丈夫です。

 おヒマな人だけ読んでください。

 

 公共交通機関と一口に云いましても、一般的に日常的な移動手段として頻繁に使うバスや電車と比べ、船や飛行機は日常的な移動手段ではありません。

 しかし、自転車・自家用車・バイク・タクシー・バス・鉄道など、様々な交通手段のある陸路に対し、海路と空路はそれぞれ船舶と航空機しかありませんから、これを全て「公共交通機関」として一括りにする事そのものに無理があるんじゃないかと、常々オレは考えています。

 今回の木島氏も仕事や家庭の事情でどうしてもバニラエアを使わざるを得なかった、バニラエアしか選択肢がなかったというワケではなく、レジャーで奄美に行く手段として最も安い空路を選択しただけですから、この問題を断ずるのに「公共交通機関は誰でも自由に使えなければいけない」という前提で批判するのも、何かズレてるよなーと思うワケです。

 例えばの話、関西圏以外の人が奄美に行こうとするならそもそも関空を使う事に意味はないワケで、ではそれがイコール差別なのかと云えば、そういう事にはならないですよね。今回の事例では「障碍者だから」断られたワケではなく、「安全上の理由で、自力歩行が不可能だから」断られただけで、これは別に車椅子利用者でなくとも、寝たきりで全く動けないご老人や医師の診断書を持ってない妊婦さんでも同じワケです。

 

 そもそも、仕事以外で飛行機どころかタクシーに乗る事すらないオレからすれば、レジャーで飛行機や船を使うだなんて、どんなに安い路線でも「遊ぶ金があってうらやま」と思うワケですが、主な目的が日常での移動手段であるが故に低価格を維持するバスや鉄道と、そうではない船舶や飛行機を同列に置く事にはかなり強い違和感があります。

 切羽詰った状態で「他に選択肢がない」という状況下において、特異な事情が反映されないのであれば憤る気持ちも解りますし、何とかして欲しいとも思いますが、それが叶うか叶わないかは健常者でも障碍者でも変わりませんし、もし他に目的を達成するための選択肢があるならば、普通はゴネ得を狙うよりそちらを選びますよね。普通の人ならば。

 これは日常でもよくある事で、例えば仕事帰りで疲れてどうしようもない場合、帰宅が遅れるのを承知で、あえて特急や急行ではなく普通を利用する事ってありますよね。もちろんその逆も然りですが、それを「オレが疲れているのに座れないとは何事だ!全ての乗客が座れるように電車を設計してないのは鉄道事業者の怠慢だ!利用駅によって特急や急行が止まったり止まらなかったりするのも含めて差別だ!」とは云いませんよね。云ったところで頭のおかしい人扱いされるだけです。

 でも実際問題として、最寄駅によって混雑したりしなかったり、座れたり座れなかったり、特急や急行が止まらない事で他の利用者より通勤通学に時間がかかったり、もっと云えばそもそも自宅から最寄り駅が遠すぎて電車が使えないなんて事は、事実として普通にあるワケです。

 しかして、こうした問題が差別問題として扱われたという話は聞きません。

 

 では何故、日常的に使う公共交通機関・鉄道の不便さには「差別だ!」と声をあげないのに、日常で使う機会の少ない公共交通機関・航空機には「差別だ!」と声をあらげ、最善最良の配慮を求めるのでしょうか。そこにある差異とは一体何でしょうか。

 

 何でもそうですが、弱者の味方をするのは簡単です。そこに理由は必要ないからです。

 例えば目の前で泣いてる子供がいて、その傍にふんぞり返ってる子供がいたら、大抵の人は泣いてる子供を庇う事でしょう。しかし、何故泣いているのかの理由までは解りません。

 ひょっとしたら泣いてる子供はふんぞり返ってる子供に怒られるような真似をしたのかもしれません。

 ひょっとしたらふんぞり返ってる子供が泣いてる子供に意地悪をしたのかもしれません。

 もしかしたらそれ以前に、その二人は全くの無関係かもしれません。

 二人に事情を聞くとして、泣いてる子供の云い分が正しいのか、ふんぞり返ってる子供の云い分が正しいのか、貴方は正確に判断できる自信があるでしょうか。

 多数の利益より、少数の弱者の利益を優先した貴方の正しさを担保するモノは何ですか? それは本当に正しいモノですか? その正しさが貴方に不利益をもたらしたとき、貴方は笑って許せますか?

 少数の弱者の利益より、多数の利益を優先した貴方の正しさを担保するモノは何ですか? それは本当に正しいモノですか? その正しさが貴方に不利益をもたらしたとき、貴方は笑って許せますか?

 選択肢がどうあれ理由がどうあれ、その疑問に答えるだけの理論武装がないなら、余計ないっちょかみは避けるべきだとオレは考えます。

 

 そういう意味では、自分が疎まれ嫌われる事も覚悟し、それでも自分のやりたい放題をやっている木島氏のそれは、軽蔑する事こそあれ尊敬する事はありませんが、一方でとても独善的かつ自分本位かつ快楽原理主義的な実に人間らしい振る舞いであると認める事は出来ます。

 少なくとも彼は「自分の手を汚す事を厭わなかった」という一点だけで、自分の手は一切汚さないのに、他人の成果にタダ乗りした挙句、それを他人をぶん殴るための棍棒として利用するクズ共よりはマシだと思います。マシだと思うだけで、それ以上でも以下でもありませんが。

 無論その手段が「対話より実力行使」を前提としている以上、それはテロリストと同じ類のモノですから、理解はしても共感はしません。目的達成のためには手段を選ばない手法を認めてしまうと、同じ手法を否定・批判出来なくなるからです。党派性塗れの「オレ様の差別は良い差別。ネトウヨの差別は悪い差別」な元々ダブスタを気にしない人たちには意味のない話ですけどね。

 民主主義的である事を望み求めるならば、目的が何であれ、その手段は常に民主主義的プロセスを用いないと、それはただの暴力革命にしかならないワケで。

 まあもっとも、その手の人たちは本当に「目的」が正しければ何をしても許されると考えてる人たちが多いので、結局「対話」が出来ないんですけどね。しばき隊やANTIFA界隈やネトウヨ嫌いのアベニクシーとか、まさにその典型ですし。平和を叫びながら、気に入らない政治家の首を模したモノを血まみれにペイントして掲げたり、死ねだのブルドーザーで轢き殺せだの物騒な事を叫んだり、中指立てながらデモをする事に何の違和感も受けない辺りのメンタリティは凄いモノがあると思います。

 正義と平和のためならそれに逆らう連中は傷つけても殺しても構わないなんて思想、まさにテロリストと同じというか、ディストピア感溢れる平和な光景。イスイス団の事を笑えないレベルだと思いました。(小並感

 

 それはそれとして、両脚が動かないという個性を持つだけで極めて剛健かつ強靱で強かな木島氏の肩を持つ人たちの大半が、同氏を「社会的に優遇されて当然の弱者」として扱っているのは、ぶっちゃけ笑うところだよなーとオレは思ってます。

*1:事業者によっては障碍者割引、自治体によっては障碍者や高齢者向けの割引チケットを配布している場合もあり、必ずしも健常者が利用する場合と比較して高額になるとは限りません。

何故かマスコミが報道しない、「奄美空港とバニラエア奄美便は、木島氏とのトラブル以前から障碍者対応を粛々と進めていた」という話。

 【注意】このエントリは「障害者差別解消法の条文を読み間違えた事は認めたけど、結局脳内妄想の激しい id:kuborie は、今日も顔を真っ赤にしながら「わら人形批判」を展開し、恥をかかせたオレの揚げ足を取ろうと必死にもがく。 - ちくわブログ」の後段部分を再編集・加筆した記事となります。書かれてる内容はほぼ同じなので、そちらをすでに読まれた方はあえて読む必要はないと思います。あらあらかしこ。

デマとは「虚偽の事実を伝える事」だけではなく、「意図的に必要な事実を隠す事」でもあるという話。

 木島氏とバニラエアを巡る騒動に関しては、徐々にそのはしご外しが始まっています。

 これはブコメ上や関連したTogetterまとめのコメント欄でも何度も訴えていますが、元々奄美空港バリアフリー化が進められている真っ最中であり、日本で唯一対応が遅れている空港でした。一方、バニラエアが就航した2014年7月以降、利用客が増大して空港収益が上がった事で、ボーディングブリッジの増設、各階への多目的トイレの設置などを含む、急速なバリアフリー化への対応化が進められている真っ最中でした。

 この事実は以下の記事で確認する事が出来ます。

  1. 奄美空港ターミナルビル 増改築工事 - 今日の記事 - 奄美新聞社
  2. バニラエア 関西−奄美大島を新規開設 片道4,780円で行ける南国リゾートの魅力 : Nicheee! | ニッチー! | テレビリサーチ会社がお届けする情報サイト

 それぞれの記事の日付を見ればわかりますが、(1)は2016年9月23日、(2)は2017年1月15日で、障碍者差別基本法の施行は2016年4月1日です。奄美空港とバニラエアは日本で最もバリアフリー化が遅れていた空港&国内線であるにも関わらず、同法施行後半年以内に努力義務を達成するための施策をすでに行い、実行していた事実が判ります。

 ちなみに、奄美空港の増改築工事の落成予定は最速で2018年6月の予定です。それを「対応が遅い!」と詰るのは自由ですが、「合理的配慮がない!」「障碍者差別法違反だ!と詰るのは明らかに現実・事実と比較して齟齬のある批判である事がお分かり頂けるのではないでしょうか。もし貴方が「努力を達成した後でなければ評価しない」というのであれば、それはまさに詮無い事です。

 これが、例えば勝率の低い運ゲーやガチャであれば「結果を見るまで判らない」とする感覚は理解しないでもありません。しかし実際には、余程のトラブル*1が生じない限り、こうした工事や対応は(多少の遅延はあれど)そのまま達成しうるハズですから。

 またバニラエア奄美便自体も元々2016年7月には昇降機を設置し、自力歩行不能な乗客への対応をまさに進めていた真っ最中でしたから、これを「合理的配慮がない!」「障碍者差別法違反だ!」と詰るのもまた同様に詮無い事です。

 

 また、以下の記事では奄美空港に車椅子利用者が直接、車椅子に乗ったまま機体に乗り込めるようにするためのボーディングブリッジが1機しかなく、かつそれをJAL系列が事実上専有していたため、LCCであるバニラエアが使えなかった事実が書かれています。

mananavi.com

じつはPさんが車いすでの搭乗を断られた後、記者はバニラ・エアのカスタマー・サポートに連絡をとっている。それに対し、同社からはお詫びをされたうえで、客の希望時期の関西空港奄美大島便は他社便との兼ね合いもあるため、奄美空港でのボーディングブリッジの使用ができないことが決定している旨の返答があった。同社としてはこれが不便であることは理解しつつも、今回の男性の件と同様に、オープンスポットでの階段を利用した搭乗・降機をお願いしていること、また、介助者が彼女を背負って階段を上ることは、安全上容認できないと判断していることについても記されていた。

  ※上記引用部の文字修飾はちくわさんによる。

 使いたくても使えないのではお断りするしかありませんし、そもそも何故自力歩行不能な身体障碍者の搭乗を拒否するしかないのかと云えば、極めて低価格の奄美便では「非常脱出90秒ルール」を満たせないからです。その事を乗客に伝えるに辺り、「安全上容認できない」として断っているワケです。

「正直に云えばいいじゃん」と思う向きもあるかもしれませんが、そもそも木島氏のようなゴネ方をする人に限らず、バカ正直に「万が一にも当機が事故を起こして墜落したとき、足の不自由な人を助けるためだけに人員を避けない。助かる見込みの薄い人に人員を割くなら、そうでないより大勢の命を救うために動かざるを得ませんので」と云っても納得はしないどころか、むしろ余計に火に油を注ぐだろう事は想像に難くありません。

「人員や予算を増やせば解決するだろう」というのは本末転倒です。それでは結局安くなりませんし、だったら最初から「成田で(障碍者対応が充実している)ピーチに乗ればいいじゃん」という話にしかなりません。

 そもそもの話として、バニラエア奄美便は利用者が少なかった奄美空港の需要を鑑みて、驚くほどの低価格でのフライトを実現し、結果として利用者を増大させるという成果を残し、その結果として障碍者対応に乗り出したワケですから、そうした事情や背景を全く理解せず、単純に人員や予算を増やせば解決すると考えるのは短絡的というものです。

障碍者対応のために、人員と予算を増やしました。その結果、成田からの奄美便と大して変わらない価格設定になりましたがご了承ください」では、バニラエアに安さを求めている人たちにとって、全く意味がありません。

 

 ここからしばらく奄美空港&バニラエアの話題とは話が外れますので、「奄美空港&バニラエアと関係ない話は興味ねーわ」って方は、次の「閑話休題」で始まる文章まで読み飛ばして頂いて構いません。

 

 一般的に消防士*2の救出行動における優先基準は、傷病者(障碍者も含む)>老人>女性>子供>成人男性と云われていますが、これは明確な基準があるワケではなく、消防士個人の経験と救急活動に携わる全ての人間の集合知により、現場判断として機能する命の優先順位です。

 しかし、これはあくまでも消防士が普段から人命救助をするための訓練をしているからこそ可能な判断であり、一般人や救急救命資格を幾ら持っていようとも、適切な装備・人員の取れない乗務員に同じ働きをしろと云うのは、余程のクレーマー体質あるいはお客様は神様じゃゴルァ体質の人でない限り、無理だと理解できると思います。

 一方で患者の重症度に基づき、治療の優先順位を決めるトリアージと呼ばれる救急救命医療で用いられる概念的選択肢があります。これは一時、はてな界隈でもトリアージ論争として話題になりましたが、現実問題としていざ緊急事態を迎えた場合、助かる見込みの少ない傷病者にリソースを割いた結果、本来助かるハズだったより多くの傷病者ないし被災者の命を見捨てるのが正しいのか、それとも助かる見込みの少ない傷病者を見捨て、より多くの命を救うのが正しいのか、その判断をどう取るかはとても難しい事です。

 もちろん理想は全てを救う事ですが、その理想が叶わない場合の話でもあるのです。理想を掲げる人は常に傲慢で、自分の手が汚れる事を想像出来ません。そうであるが故、自分の手が汚れても尚、多くの命を救おうとする人に対し、平気で「全てを救え」と云えるのです。

 オレ自身はデブですし、足が悪いので余り長くは走れません。ですから、いざとなれば切り捨てられる側ではあります。一方で成人男性ですので、消防士の優先基準に従えば一番最後に救出される側の人間です。

 さて、トリアージ論争で「命を見殺しにするな」と批判してた皆さんは、消防士の優先基準に関して妥当だと思いますか? それとも、それすら差別だとして批判しますか? 後者であるなら首尾一貫としていると認められますが、もし前者であるならば、消防士の救命優先基準とトリアージの間にある違いは何ですか? 成人男性の優先基準が低いのはOKで、傷病者の優先基準が低いのはNGな理由は何ですか? 貴方にとっての平等とは、誰にも差をつけない事ですか? それとも身体的・精神的差異を先ず考慮した上で評価すべき概念ですか? であるとするならば、身体障碍者の命と精神障碍者の命はどちらが優先されるべきですか? リソースが限られた中で、誰にでも云える「全てを救うべき」以外の結論が貴方に下せますか? 貴方は自分の手が汚れる覚悟もなく、その結論=命の選択を何人にも批判されずに行えると自信を持って宣言できますか?

 

 閑話休題

 関連する情報を集めて一つに繋ぐと、バニラエア奄美便就航後に「利用客が増大」→「空港収益が増加」→「施設の増改築が可能に」→「ボーディングブリッジの増設が決定」という流れがあり奄美空港バリアフリー化が急ピッチで進んだ理由は「バニラエア就航後、利用者が急増して空港収入が増えたおかげ」と読み解く事が出来ます。この事実は上記でリンクした記事からも読み取れます。

バニラエアは先に成田=奄美大島線に就航して以来、今まで島に来たことがなかった20代、30代の若者を中心に人気が高まり、観光客が急増。一時は宿泊施設やレンタカーの不足などが問題となったが、現在はほぼ解消されたといい、「バニラエアが就航したおかげで島が賑わっている」との声がとても多かった

 ※以上、引用した文章の文字修飾はおいら。

 もちろん、これを2017年6月5日のトラブル時点で読み解けっつーのはもちろん無理のある話だし、知らずに「マジかよバニラエアクソだな」と短絡的に判断しまった事そのものは致し方ない事だと思います。

 しかしてそういう事実は調べれば判る事なのに、全く調べもしないどころか一方的な情報のみを鵜呑みにし、それを指摘されても尚改めないのは、誤りを認めると死ぬ病か謝ると死ぬ病のクズでしかありません。

  

 そも上記のような事実に反する批判が蔓延した原因は、他ならぬ今回の騒動の当事者である木島氏の主観的証言でしょう。

 木島氏はご自分のサイトエントリ

障害者差別禁止法が施行されている、東京オリパラに向けてバリアフリー化を推進しようとする動きの中で、合理的配慮も何もない、こんなことがあることに驚きを隠せません。

  と書いていますが、貴方は奄美空港やバニラエア奄美便が現在進行形で努力義務であるバリアフリー化を達成するために尽力している真っ最中だったという事実を知った上で、それでも尚、木島氏の言葉が全て正しいと思いますか? 奄美空港やバニラエア奄美便が障碍者差別解消法に則り、バリアフリーを達成しようとして動いていた事は、合理的配慮も何もない事ですか?

 また同氏は今回のインタビューで「旅を始めて24年、158カ国に行って、空港も300カ所くらい行ったが、設備がないからとか、車椅子だからとかで乗ってはダメとは言われなかった」と語られてますが、同氏のブログではイギリス国内で飛行機に搭乗使用とした際「あなたは乗せられない。歩けない人はダメだ」と断れた顛末がしっかり書かれています。

 オレは木島氏が嘘吐きだとは思いません。恐らく彼は嘘を吐いてる自覚はなくて、単に覚えてなかったり、その場その場で過去の自分の言動を振り返る事なく、思ったまま・感じたままの事を発言しているだけなのでしょう。

 ただ、彼の発言を一つ一つ検証してみた結果、実際に齟齬がある以上それは明らかなデマですし、そのデマが本人のうっかりで済むレベルの話なら笑い話として終わりますが、一個人や企業・団体の名誉を傷つけるレベルの讒言となるとそうは行きません。実際に事実と齟齬がある以上、裏取りをしないで木島氏の発言の全てを信じるのは大変危険な誤謬そのものと云えるでしょう。

 デマとは虚偽の事実を伝える事だけではありません。自らの主義主張の都合に合わせて虚実を織り交ぜたり、自分に不都合な事実を隠す事もまたデマなのです。 

知らないのは仕方ない。でも知ろうとしない、知って尚改めないのはただのクズ。

  事情を知らない内に軽率な判断を下してしまう事自体は仕方ありません。齎された少ない情報、あるいは一方的な事実を論拠に誰かを批判的に見るのも致し方ない事でしょう。しかし知って尚、あるいはそうした事をロクに調べもしないまま一方の意見のみを鵜呑みにし、他者を批判して愉悦に浸るのは醜悪極まりない愚行です。

 それを指摘されても尚食い下がるのは、意図的であるならばデマゴーグですし、全く意図せずに事実認識を否定するのであれば、それは妄想癖という病気そのものです。詭弁を弄するデマゴーグになりたくないのであれば、常に脳内情報をアップデートする事を心がけましょう。

 恥ずかしいのは誤る事でも謝る事でもありません。誤りを認めて尚、自分の失点を認めて謝罪しても尚、一向に反省しない事なのですから。

*1:例えば「天災や人災で空港施設に損害が出て障碍者対応どころではなくなる」「不祥事で空港収益のプール金がなくなり、改築工事が続行できなくなる」「奄美に乗り入れてる航空業者の大半ないし全てが撤退し、収益が大幅に減衰して改築どころではなくなる」等。

*2:消防士とは正しくは消房吏員の階級の一つですが、ここでは救急救命士その他を含む総称として扱います

障害者差別解消法の条文を読み間違えた事は認めたけど、結局脳内妄想の激しい id:kuborie は、今日も顔を真っ赤にしながら「わら人形批判」を展開し、恥をかかせたオレの揚げ足を取ろうと必死にもがく。

努力義務だから対応しなくていいと言ってた id:tikuwa_ore はいずこ。/行政の指導に従わない場合は罰則ありだからな。障害者差別解消法は。

 

http://b.hatena.ne.jp/entry/341064403/comment/kuborie

id:kuborie 障害者差別解消法の条文及び、この記事の何処に「行政の指導に従わない場合は罰則あり」と書いてあるんだ?幻覚でも見てるのか?妄想癖は病気だから、さっさと病院に行けよデマゴーグ

http://b.hatena.ne.jp/entry/341064403/comment/tikuwa_ore 

失敬失敬、条文読み間違えてた御指摘サンクス。ところで「努力義務だから対応しなくて良い」と言ってた id:tikuwa_ore は、「私企業に対する国家の不当な介入だ!」ぐらいは言うよね~♪

http://b.hatena.ne.jp/entry/341078074/comment/kuborie

 

 妄想癖という病気の怖さを思い知りますよね。

 一番最初のブクマコメントに関するツッコミはこちらのエントリで詳しく解説していますので、参照してみてください。

 さておき、オレのブクマで「努力義務」を検索してみれば判りますが、「努力義務だから対応しなくて良い」等とは一言も書いていません。

 一つ一つ抜き出してみましょう。

 

  1. 何度も云うが、二重国籍の解消自体は罰則なしの努力義務だからどうでもいい。やはり一番の問題は、明らかな嘘を吐いた事と、そのために台湾を傷つけた事。これに尽きる。 
  2. 未だに「バニラエアは違法状態だった」とか書いてるクソヴァカがいるけど、何の法律に反してるのか云ってみ?ちなみに障碍者差別解消法は理念法であり、差別解消は努力義務だからな。お前らの胸三寸で犯罪を作るな。
  3. i d:kuborie 第8条は義務規定(達成しなければならない義務)ではなく努力義務(達成するように努力すべき義務。負担が過重な場合は免除される)ですね。残念でした、またどうぞ。
  4. id:TakamoriTarou バフ新法第58条にて、経過措置に関する罰則賦課が規定されていますが、バフ新法施行規則に罰則規定がない以上、努力義務と解釈すべきでしょう。(すみません、この文章、何度か書き直してます)
  5. id:usi4444 鉄道会社と航空会社では関連法が異なる事も理解出来ずに単純比較するとか、ホントにどうしようもないヴァカですね。ちなみに航空法は義務規定で障害者差別解消法は努力義務規定なので、優先順位は前者です。 
  6.  id:TakamoriTarou バフ新法に省令に対する罰則を含めた法の委任があり、かつバフ新法施行規則(省令)に罰則が規定されていない以上、全て努力義務と解されます。ただし努力を怠ればバフ新法側の罰則が適用されます。

 

 ブクマコメント自体に「努力義務」という言葉を含むものは以上の5つです。

 次に、 id:kuborie に直接当てたブクマコメントも抜き出してみます。尚、上記と重複しているコメントも含みます。

 

  1. id:kuborie 根拠法をどうぞ。もし憲法第22条の事を云ってるつもりなら、今回のような「旅行を楽しむために制限されない自由」なんて含まれてませんよ。IDコールに応じてやったんだから、云いっぱなしで逃げるなよ?
  2. id:kuborie 第8条は義務規定(達成しなければならない義務)ではなく努力義務(達成するように努力すべき義務。負担が過重な場合は免除される)ですね。残念でした、またどうぞ。 
  3. id:kuborie 手元か目の前に便利な道具があんだろ。自分でググって調べろよカス。そも他人に教えを請うなら聞き方ってもんがあるだろ。中学生かお前はボケ。
  4. id:kuborie 自分で調べろカス。つか、人に教えを請うのに頼み方も知らないとか、ホントに中学生か何かなのお前?(2回目)
  5. id:kuborie 障害者差別解消法の条文及び、この記事の何処に「行政の指導に従わない場合は罰則あり」と書いてあるんだ?幻覚でも見てるのか?妄想癖は病気だから、さっさと病院に行けよデマゴーグ
  6. id:kuborie オレが何時何処で「努力義務だから対応しなくて良い」と書いたか指摘どうぞ。妄想は大概にしとけよ、クズ。>オレのブクマ全文検索http://b.hatena.ne.jp/tikuwa_ore/search?q=%E5%8A%AA%E5%8A%9B%E7%BE%A9%E5%8B%99

 

 さあ、一体オレは何時何処で「努力義務だから対応しなくて良い」と書いたでしょーか?

 尚、努力義務が何であるかについては、こちらのエントリで詳しく解説していますが、そちらでもオレは“努力義務とは「達成しなくてもいい」ではなく、「努めなければならない」ですから、いずれ何処かで達成する必要はあります。”と書いてますね。「達成しなくて良い」だなどとは書いてないどころか、むしろそれを否定しています。

 上記で抜き出したオレ自身のブコメでも、同様の事を書いてるのがお分かりいただけるかと思います。

そもそも「わら人形批判」とは何ぞや?

 簡単に云ってしまえば、相手の主張や文言を自分の都合の良いように曲解、あるいは捏造し、その本来の意味や本意を捻じ曲げて批判する行為ですね。

 自覚アリでわざとやってるなら大変悪質なデマゴーグですし、その自覚が全くないのであれば、これはホントに妄想癖とか空想癖とか、そういう類の何かでしょう。

 ネットにはこういう連中が少なからずいて、大変悪質かつ執着心が強く、一度敵愾心を抱くと延々噛み付いてくるんですね。一番困るのはこういうデマゴーグないし妄想癖の妄言を信じてしまう人たちがいて、そういう連中が「いいね」や「はてなスター」をつけたり「賛同コメント」を寄せる事で、まるでデマが真実であるかのように蔓延するワケです。

デマとは「虚偽の事実を伝える事」だけではなく、「意図的に必要な事実を隠す事」でもあるという話。

 木島氏とバニラエアを巡る騒動に関しては、徐々にそのはしご外しが始まっています。

 これはブコメ上や関連したTogetterまとめのコメント欄でも何度も訴えていますが、元々奄美空港バリアフリー化が進められている真っ最中であり、日本で唯一対応が遅れている空港でした。一方、バニラエアが就航した2014年7月以降、利用客が増大して空港収益が上がった事で、ボーディングブリッジの増設、各階への多目的トイレの設置などを含む、急速なバリアフリー化への対応化が進められている真っ最中でした。

 この事実は以下の記事で確認する事が出来ます。

  1. 奄美空港ターミナルビル 増改築工事 - 今日の記事 - 奄美新聞社
  2. バニラエア 関西−奄美大島を新規開設 片道4,780円で行ける南国リゾートの魅力 : Nicheee! | ニッチー! | テレビリサーチ会社がお届けする情報サイト

 それぞれの記事の日付を見ればわかりますが、(1)は2016年9月23日、(2)は2017年1月15日で、障碍者差別基本法の施行は2016年4月1日です。日本で最もバリアフリー化が遅れていた奄美空港であるにも関わらず、同法施行後半年以内に努力義務を達成するための施策をすでに行い、実行していた事実が判ります。

 ちなみに、奄美空港の増改築工事の落成予定は最速で2018年6月の予定です。それを「対応が遅い!」と詰るのは自由ですが、「合理的配慮がない!」「障碍者差別法違反だ!」と詰るのは明らかに現実・事実と比較して齟齬のある批判である事がお分かり頂けるのではないでしょうか。もし貴方が「努力を達成した後でなければ評価しない」というのであれば、それはまさに詮無い事です。

 これが、例えば勝率の低い運ゲーやガチャであれば「結果を見るまで判らない」とする感覚は理解しないでもありません。しかし実際には、余程のトラブル*1が生じない限り、こうした工事や対応は(多少の遅延はあれど)そのまま達成しうるハズですから。

 またバニラエア奄美便自体も元々2016年7月には昇降機を設置し、自力歩行不能な乗客への対応をまさに進めていた真っ最中でしたから、これを「合理的配慮がない!」「障碍者差別法違反だ!」と詰るのもまた同様に詮無い事です。

 

( ´Д`)「これな、そもそも奄美空港バニラエアが来たおかげで空港収益が増えたんで、空港施設の増改築の目処が立ったって話でもあるんよね」

 

 そう、関連する情報を集めて一つに繋ぐと、バニラエア奄美便就航後に「利用客が増大」→「空港収益が増加」→「施設の増改築が可能に」って流れが出ているので奄美空港バリアフリー化が急ピッチで進んだ理由は「バニラエアが就航したおかげ」と読み解く事が出来るのね。この事実は上記でリンクした記事からも読み取れる。

バニラエアは先に成田=奄美大島線に就航して以来、今まで島に来たことがなかった20代、30代の若者を中心に人気が高まり、観光客が急増。一時は宿泊施設やレンタカーの不足などが問題となったが、現在はほぼ解消されたといい、「バニラエアが就航したおかげで島が賑わっている」との声がとても多かった

 ※以上、引用した文章の文字修飾はおいら。

 もちろん、これを2017年6月5日のトラブル時点で読み解けっつーのはもちろん無理のある話だし、知らずに「マジかよバニラエアクソだな」と短絡的に判断しまった事そのものは致し方ない事だと思う。

 しかしてそういう事実は調べれば判る事なのに、全く調べもしないどころか一方的な情報のみを鵜呑みにし、それを指摘されても尚改めないのは、誤りを認めると死ぬ病か謝ると死ぬ病のクズでしかない。

  

 そも上記のような事実に反する批判が蔓延した原因は、他ならぬ今回の騒動の当事者である木島氏の主観的証言でしょう。

 木島氏はご自分のサイトエントリ

障害者差別禁止法が施行されている、東京オリパラに向けてバリアフリー化を推進しようとする動きの中で、合理的配慮も何もない、こんなことがあることに驚きを隠せません。

  と書いていますが、貴方は奄美空港やバニラエア奄美便が現在進行形で努力義務であるバリアフリー化を達成するために尽力している真っ最中だったという事実を知った上で、それでも尚、木島氏の言葉が全て正しいと思いますか? 奄美空港やバニラエア奄美便が障碍者差別解消法に則り、バリアフリーを達成しようとして動いていた事は、合理的配慮も何もない事ですか?

 デマとは虚偽の事実を伝える事だけではありません。自らの主義主張の都合に合わせて虚実を織り交ぜたり、自分に不都合な事実を隠す事もまたデマなのです。

 

( ´Д`)「お。乙武はんも、デマ振り撒いとるな。ほれっ」

 

www.huffingtonpost.jp

今回のバニラ・エアの設備と対応は、明らかに昨年4月から施行された障害者差別解消法に反するものだと言えます。

私も別の航空会社で離島に行く便を予約しようと事前連絡をしたところ、「設備がない」と断られた経験が何度もあります。

健常者の方から見れば「設備がないのだから仕方ないこと」と感じられるかもしれませんが、一車椅子ユーザーとしては、そこに社会との大きな隔絶を感じてしまいます。

今回の騒動を機に、バニラ・エアをはじめとする航空会社だけでなく、すべての事業者が障害者差別解消法を確認し、これまでの商品やサービスが「誰にとっても」利用できるものとなっているか、足りていない点があればどのように補うことができるのかを考えてくださることを望みます。

  うっわ、マジかこのおっさん、信じられねえ。

 というかこれを鵜呑みにして、障碍者差別基本法の条文すら読まないハフポス記者が無能すぎて酷いわ。

知らないのは仕方ない。でも知ろうとしない、知って尚改めないのはただのクズ。

  事情を知らない内に軽率な判断を下してしまう事自体は仕方ありません。齎された少ない情報、あるいは一方的な事実を論拠に誰かを批判的に見るのも致し方ない事でしょう。しかし知って尚、あるいはそうした事をロクに調べもしないまま一方の意見のみを鵜呑みにし、他者を批判して愉悦に浸るのは醜悪極まりない愚行です。

 それを指摘されても尚食い下がるのは、意図的であるならばデマゴーグですし、全く意図せずに事実認識を否定するのであれば、それは妄想癖という病気そのものです。

 id:kumarie のように相手が1ミリも発言してない事を捏造して批判するような詭弁を弄するデマゴーグになりたくないのであれば、常に脳内情報をアップデートする事を心がけましょう。

 恥ずかしいのは誤る事でも謝る事でもありません。誤りを認めて尚、自分の失点を認めて謝罪しても尚、一向に反省しない事なのですから。

*1:例えば「天災や人災で空港施設に損害が出て障碍者対応どころではなくなる」「不祥事で空港収益のプール金がなくなり、改築工事が続行できなくなる」「奄美に乗り入れてる航空業者の大半ないし全てが撤退し、収益が大幅に減衰して改築どころではなくなる」等。

「行政の指導に従わない場合は罰則ありだからな。障害者差別解消法は。」と云うデマを垂れ流す id:kuborie は、今日も元気に妄想を夢見る。

www3.nhk.or.jp

努力義務だから対応しなくていいと言ってた id:tikuwa_ore はいずこ。/行政の指導に従わない場合は罰則ありだからな。障害者差別解消法は。

http://b.hatena.ne.jp/entry/341064403/comment/kuborie

 

 凄いな、障害者差別解消法の条文、上記のNHK記事の動画及び本文の何処にも「行政指導に従わないと罰則あり」なんて書かれてないのに、勝手にあると思っちゃうんだもん。

 そもそも、障害者差別解消法に基づいた行政指導は、法的に強制できない事を任意で促すために行われるものであり、強制力がない=罰則がない=努力義務って話なんだけど、本当に妄想が論拠のバカで呆れるばかり。

 多分 id:kuborie は、行政指導の意味どころか、行政指導を定義した行政手続法すら知らないんじゃないかな。

行政手続法2条6項 (行政指導の定義)
行政機関がその任務又は所掌事務の範囲内において一定の行政目的を実現するため特定の者に一定の作為又は不作為を求める指導、勧告、助言その他の行為であって処分に該当しないものをいう。

 条文を読めば妄想が論拠のバカ以外には誰でも理解出来ると思いますが、行政指導とは処分を伴わない指導・勧告・助言等であり、法律でしっかり「処分に該当しない」=「罰則を与えてはならない」と書いてあるのに、行政指導に反したからと罰則を与えるなんて、それこそ法律違反ですよ。アホですか。

 

 障害者差別解消法の罰則規定に関しては、こちらのエントリで詳しく解説したのでここでは詳細を省きます。条文の内容や詳しい解説が読みたい方はそちらを参照してください。

 さて、簡単に説明しますと、同法の罰則規定は第26条「協議会における秘密保持義務違反」と、第25条「助言・指導・勧告された行政指導に対し、報告を怠る、あるいは虚偽報告をした場合の報告義務違反」です。

 ひょっとしたらこの「報告義務違反」を「行政指導に従わないと罰則あり」と誤読している可能性がありますが、 第25条はあくまでも行政指導によって報告を求められた場合において「報告を怠たったり、虚偽報告をした場合に違反」という規定であり、「行政指導に従わないと違反」ではないんですね。

 

( ´Д`)「わし思うんやけど、多分ひょっとしたら行政処分って言葉があるから、そのせいで行政指導に反したら処分されると勘違いしてるんやないかな?」

 

 あー、そうかも。

 行政指導で行政処分が下るケースっつーのは、行政指導の根拠となってる法令の上位となる法律の条文で規定された法の委任で、「下位法令に罰則を規定しても構わない」という条文がある場合だけなんだね。この条文がないのに下位法令で罰則を科してしまうと、それこそ法律違反になっちゃう。

 そもそも行政指導は「法令に規定のない、罰則ナシの裁量的行政指導」と、「法令に規定がある、罰則アリの規制的行政指導」に分かれるんだけど、マスメディアではどちらも「行政指導」で一括りにしているから勘違いしちゃうんだろうね。

 もちろん、障害者差別解消法に基づいた行政指導は裁量的行政指導ですよ。障害者差別解消法の条文に「下位法令に処分規定を作ってもよい」という条文がないからね。

 

 

 例えば、省庁・主務大臣より障害者差別解消法に基づいた行政指導が下され、その報告を求められた場合でシミュレーションすると、こうなります。

  1. 行政指導に応じ、その対応に努める。協議した計画、実施した案件などを報告する。→セーフ
  2. 行政指導に応じられない理由を報告する。→グレー
  3. 行政指導に応じると、虚偽の報告をする。アウト(法律違反)
  4. そもそも報告をしない。→アウト(法律違反)

 このアウトのケースが障害者差別解消法違反になる場合ですな。

 セーフはさておき、グレーとは何ぞやって話ですが、要は「もっかい努力せえ」と何度も指導を受けるという話です。もし上位法や下位法令にこれに反した場合の罰則規定があれば、行政指導に対して何度も応じない状況が続くと、「義務を果たしてない」として行政処分=罰則が下るワケです。

 裁量的行政指導は努力目標なので、応じられればセーフ。応じられない理由が正当であればセーフ(しかし、達成するまで勧告は何度もされる)、正当でなければグレーで再指導。虚偽報告や報告義務を果たさなければ(上位法の条文規定に反するため)アウト、という事です。

 

 もちろんこれは障害者差別解消法に基づいた話であり、関連する法律が違えば変わる話です。

 例えば廃棄物管理法の条項には行政手続法に基づいた処分規定があるため、関連省庁である環境省は事業者に対し行政指導を行い、これに反した事業者を処分する権限を持っています。この処分は行政手続法に反したからではなく、上位法である廃棄物管理法の罰則規定による処分という点がポイントですね。

 だから上で例じた障害者差別解消法に基づいた行政指導(下位法令)における行政処分とは、障害者差別解消法の罰則規定に書かれている処分のみで、それ以外の処分は出来ないんです。

 これは、日本が罪刑法定主義*1を採用しているからなんですね。

 要するに、障害者差別解消法違反とは、

  1. 協議会の情報・秘密を正当な理由なく漏洩する
  2. 行政指導に対して報告を怠るor虚偽の報告をする

 以上の2パターンしか存在せず、これ以外のパターンを持ち出して「障害者差別解消法違反だ!」と騒いでいるのは、障害者差別解消法の条文どころか刑法上の原則も知らず、自分の思い込みで勝手な犯罪を作り出してるウルトラ私刑大好きマンなんですね。一言で云えば、障害者棒を振りかざす知ったかワナビーです。

 今回の件に限らず、上記2点以外の理由で「障害者差別解消法違反だ!」と騒いでいる人がいたら、「それって障害者差別解消法の、一体どの条文に規定されたどういう違反行為なの?」と聞いてあげてください。絶対答えられませんから。

 元々存在しない罰則規定を幾ら見つけ出そうとしたって、無理ですからね。 

 

( ´Д`)「アレやな。他人にやいやい云う前にちょっと落ち着いて、目の前の便利な板なり箱なりでちゃんと調べてからモノ云えっちゅー話やね」

 

 情報はアップデートしないと意味ないからねえ。こうやって懇切丁寧に説明したところで、自分が正しいと思い込んでるバカほど読みゃしねーし。

 デマを流すのは簡単だけど、そのデマを潰すためには何倍もの労力がかかるっつー事実を思い知るわ。

 

*1:どのような行為が犯罪となるのか、またそれに対する処分が何であるか、予め定義されてない規定されてない理由・罪状で裁いてはいけないとする刑法上の原

「努力義務」の意味も知らず、「努力義務を怠っている事業者は監督官庁から呼び出しを受ける」と主張する id:usi444 は、今日もデマを垂れ流す。

なぜ鉄道会社が巨額の費用をかけてガンガンエレベータ設置してるのかわかるかな?君のようなチンピラならいざ知らず法律順守を掲げる企業には努力義務は重大なの。怠ったらむろん監督官庁から呼び出し。

 http://b.hatena.ne.jp/entry/259734800/comment/usi4444

 

 いやもう、妄想もここまで来ると病気ですよね。

 そもそも努力義務とは、法律が強制するには厳しすぎる場合に課せられる義務です。それ故に罰則規定が存在せず、また例外規定が設けられている場合もあります。

 もちろん「努力義務だし、罰則もないからやんなくてもいーじゃーん」というワケにはいきません。努力義務とは「達成しなくてもいい」ではなく、「努めなければならない」ですから、いずれ何処かで達成する必要はあります。

 しかして、事業者の資産・人員・収益などによってその達成に至るまでの労力・資金・時間は大きく異なりますから、これを強制する事は出来ないんですね。ですから罰則規定はありませんし、達成していなくても罪となる事はありません。

 これは、現在運行中のタクシーの全てにおいて車椅子利用者用乗降機の設置を義務付けられていない事や、鉄道車両の全てが同じく車椅子やベビーカーに対応した超低床電車になっていないにも関わらず、それを「障害者差別だ!」と論じる人がいないのと全く同じ理由です。

 と云いますか、この id:usi4444 メソッドに従えば、上記例のタクシー事業者や鉄道業者は今頃監督官庁から呼び出して「努力義務を達成しろ!何してんだ!」と強要されてないと辻褄があいません。努力義務にはノルマがなく、不達成=違法でもないし、未達成を理由に監督官庁に呼ばれる事は有り得ませんから、これは id:usi4444 が無知無学故に抱いた妄想であると簡単に看破出来るワケです。

 

 こういう当たり前の事すら知らない id:usi4444 のような「弱者の味方をすれば間違いないだろう」というゲスな偽善者が私刑的にデマを撒き散らし、そのデマを信じたヴァカがデマを拡散し、何ら違法な行いをしてない個人や事業者を犯罪者であるかのように扱うという地獄のようなデマロンダリングが行われているワケです。

 

 今回問題となっている話題に付随してピックアップされた障害者差別解消法は理念法であり、努力義務規定に関して罰則規定が存在しないのは、「バニラエアが謝罪したのは違法行為をしたから」というデマについて。というエントリでも解説しました。

 当然、今回の件でも同法に基づき、国交省がバニラエアに事実関係を確認しましたが、それでバニラエアが何らかの処分を受けたという事はありません。またこの確認は同法規定に基づくモノであり、バニラエアが不法な行いをしたから事実関係を確認された、という事でもありません。

 

 そもそもの問題として、関連法が異なる鉄道事業者と航空事業者を並べて単純比較する事に意味はありません。前者は日常的な利用が求められているにも関わらず、鉄道事業の長い歴史の中で老朽化した施設やバリアフリー化されてない施設が多くあるため、急ピッチでバリアフリー化が進められていますが、当然、未だに全ての駅でバリアフリー化が達成されているワケではありません

 では何故、 id:usi4444鉄道事業者は全ての路線で超低床電車を採用していない!車椅子利用者が健常者と同じように利用するために努力してないのは障碍者差別だ!」と批判しないのでしょうか? 答えは簡単です、彼が何も知らない知ったかワナビーだからです。

 

 さて、日本の全空港の中で最もバリアフリー化が遅れていた奄美空港ですが(トラブルが発生した6月5日の時点で)すでにバリアフリー新法に基づき、障害者用のトイレや車椅子利用者向けのエレベーターなどは全て設置済みでした。

 と云いますか、そもそも日本でエレベーターが設置されてない空港など存在しませんので、鉄道事業者はエレベーター設置のために巨額の費用をかけてるドンドコドーンと引き合いに出したところで、反論どころか批判の体すら為していません。

 加えて何度も繰り返しているように、奄美空港バリアフリー化を進めている真っ最中ですし、今回の騒動がなくとも、元々バニラエアは7月に昇降機を設置する予定でしたし、奄美空港自体が来年6月に増改築工事を終え、現在1機しかないボーディングブリッジの増設なども含め、更なるバリアフリー化の達成を予定しています。

 これはいずれも全て、今回の騒動が起きる前から予定されていた計画です。

 

 そもそも何故、奄美空港が増改築を計画したのかと云えば、LCC就航以降、利用客が増大し、空港収益が上がったからです。

 奄美空港は64年開港、88年から新空港が建設されました。

 バニラエアは2011年設立、翌年就航。2013年10月に不祥事で一旦事業停止となり、2ヵ月後に再開。奄美線の就航は2014年で、そこから一気に黒字回復しています。

 そもそも奄美空港は元々就航路線が少ない空港で、バニラエア以外のLCCスカイマークのみ(現在夏季のみの季節運航)。それ以外は琉球エアーコミューターを除けば、全てJALグループの系列航空会社ばかりです。

 メイン資本金だけ比較しても、資本金1800億強のJALグループに対し、資本金75億のLCCが一つの空港を活性化させ、古い空港を増改築可能とするほど貢献したのですから、快挙と呼んでも差し支えないでしょう。

 しかし、id:usi4444そんな事も知らず、調べず、独善的な思い込みから鉄道事業者だけが努力をしていて、航空会社は努力してないと勘違いし、その勘違いから生まれた妄想を論拠に他者に突っかかるのですから、これはもうホントに病気か何かとしか思えません。

 誤りを認めると死ぬ病、あるいは謝ると死ぬ病というのがありますが、id:usi4444まさにそれでしょうね。

 今後はidコールを受けても相手にせず放置するつもりですが、彼が撒き散らす害悪なデマに関しては、発見次第、積極的に潰していく所存です。

「LCCが低価格なのは、ご飯がしょぼかったり飲み物が有料だったりサービスが低いからであり、移動の自由という人権を制限してるから低価格なのは決して許されることではない。」?

ほんま、それな。>障害者であっても健常者と同様に利用できるのは理想ではあるけど、LCCは様々な利便性を排除することで低価格を実現しているものでもあるから、特殊な利用をする場合は利用者側も下調べや調整が必要

http://b.hatena.ne.jp/entry/341028400/comment/tikuwa_ore

id:tikuwa_ore LCCが低価格なのは、ご飯がしょぼかったり飲み物が有料だったりサービスが低いからであり、移動の自由という人権を制限してるから低価格なのは決して許されることではない。

 http://b.hatena.ne.jp/entry/341028400/comment/kuborie

id:kuborie 根拠法をどうぞ。もし憲法第22条の事を云ってるつもりなら、今回のような「旅行を楽しむために制限されない自由」なんて含まれてませんよ。IDコールに応じてやったんだから、云いっぱなしで逃げるなよ?

 http://b.hatena.ne.jp/entry/341033275/comment/tikuwa_ore

 

 節子、何で良く知りもしない法律を持ち出してドヤ顔してしまうん(´・ω・`)

第二十二条 何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
2 何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。

日本国憲法

 今回の件は、木島氏が奄美旅行でエンジョイしたら炎上したぜって話ですので、第22条で規定されている居住・移転・移住・離脱のどれにも当てはまらないのは、ちょっと考えれば判る事だと思うんですけど。(云うほどのこっちゃありませんが、職業選択の自由は無関係なのでここでは省きます)

 また同憲法は禁止規定における人権侵害についての規定であって、何らかの理由があって制限をする事を否定する規定ではありません。

 例えば海外有事が生じた場合、日本政府から海外への渡航制限が発布される場合がありますが、それは人権侵害でしょうか? 違いますよね。あくまでも公共の福祉に鑑みて、有事発生中の海外に渡航して国民が危険に遭わないために制限するモノであり、平時の国民の海外渡航を制限するものではありませんから。

 

 また第12条にはこうあります。

第十二条  この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

 木島氏が個人的に奄美へエンジョイした旅行は公共の福祉ですか? 違いますよね。あくまでも個人の趣味の範疇です。この場合に人権として問題になるのは、例えば憲法外の法律・条例・規約などで「障碍者は如何なる理由があろうとも旅行してはならない」等と規定されていた場合でしょう。

 百歩譲って、id:kuborie さんの云う「移動の自由という人権を制限しての低価格は許されない」とするならば、新幹線のグリーン車のように、通常より高額の運賃を支払って乗車する専用席は人権侵害になりますよね。

 航空機の話に限るなら、ファーストクラスも同様です。

 低所得者の利用が制限されるファーストクラスは人権侵害ですか?

 そも障碍者が低価格路線を利用出来ない=人権を制限しているという考え方が、何の法律に基づいたモノであるのか考えてみましょう。貴方がそう考えるのは貴方の自由ですが、その貴方独自の考え方で他人に突っかかったところで、根拠法を求められて詰むだけです。

 

 もし、id:kuborieさんが バリアフリー新法 の話を持ち出したつもりなら、これも的外れである事は従前に指摘しておきます。

 これは高齢者や障害者が特定の公共施設の敷地内で円滑かつ安全に移動可能とするために、事業者や施設管理者に対して義務ないし努力義務を課すための法律であり、高齢者や障害者が公共交通機関を制限なく利用できるようにするための法律ではありませんからね。

回答編。

障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律

id:tikuwa_ore 第8条で読めるんじゃね?

http://b.hatena.ne.jp/entry/259734800/comment/kuborie

id:kuborie 第8条は義務規定(達成しなければならない義務)ではなく努力義務(達成するように努力すべき義務。負担が過重な場合は免除される)ですね。残念でした、またどうぞ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/259734800/comment/tikuwa_ore

 

 はい。というワケで予想とは少し違いましたが、結局独自解釈でした

 これは関連するTogetterのコメ欄にも書きましたし、個別に後でまとめようと思ったのですが、先行して一部こちらで簡単に解説いたします。

 

  1. 障害者差別撤廃法は理念法です。
  2. 事業者が為すべき差別の解消は努力義務であり、義務ではありません。
  3. 事業者は障碍者の求めに応じて対策を講じる義務がありますが、負担が過重な場合は免除されます。
  4. バニラエアの関空奄美の片道料金は約5000円ですが、自力歩行困難者のためにボーディングブリッジを使うと、1回毎に赤字が発生します。ちなみに伊丹→奄美までの発着便だと、障碍者割引を適用してもざっとこの5倍の運賃(片道25000円以上)を必要とします。健常者は更にその倍が必要です。
  5. 結論として、バニラエアのようなLCCでは負担が過重となるため、自力歩行困難者を健常者と同様に扱うのは無理ですが、これは同法に違反する行為とはなりません。

 

 ボーディングブリッジないしボーディングリフト(ボーディングリフトバス)使用に伴う料金プランについて、そもそもLCCではこれらを使わない事で価格を下げてるため上手く見つからなかったのですが、検索してみたところ成田の料金表が見つかったのでリンクを貼っておきます。

 上記で示した片道5000円の料金で賄えるサービスかどうか(事業者にとって過重な負担になっていないかどうか)、その目で判断してください。

余談

 っつーか、そもそもはてな民に限らずネット民全般に云える事だけど、既存の憲法・法律・条令・ルールなどを独自解釈して、ありもない罪を捏造して他人を批判する論拠にするのはホントに止めましょうよ。

 それ、端的に云ってデマそのものですからね。

「デマじゃねーよ事実だよ」と主張するなら、せめて根拠法が何でどういう解釈なのか聞かれたら、すぐに応じられる程度には理論武装してくださいよ。

「理由は云えないが罪だから罪なのだ」なんて態度を取ってるようじゃ、スマイリーキクチ氏や唐沢弁護士に関するデマや、そうしたデマを拡散しているクソ共への批判なんて出来ないですよ? 貴方たちのしている他人に論拠を説明出来ない安易な犯罪・犯罪者認定って、ぶっちゃけ全く同じ事ですよ?

 論拠や根拠が脳内妄想の批判なんて、良くて悪口、悪けりゃ完全にデマですよ。その自覚もなしに弱者擁護をしているつもりなら、絶対に改めた方がいいです。貴方は「人権を重視する自分」「差別主義者を差別する自分」に酔って気持ちがいいかもしれませんが、実際にやってる事はスマイリーキクチ氏や唐沢弁護士に悪意を振り撒き続けているデマ扇動者と全く同じですからね。